最近、新聞を読んでいたら驚くべき記事を目にした。
チベットの鳥葬は有名だが、政府が不衛生、非文明、として火葬に変える改革に乗り出したらしい。
その原因の一つとして
「野生のハゲタカが遺体を食べなくなる現象が広がっている」
その理由は
「暮らしの現代化に伴って、西洋の薬や残留農薬、食品添加物などを摂取する機会が増え化学物質が遺体に蓄積しているためとみている」
簡単に云うと人間が毒に汚染され ハゲタカが食べなくなったという事である。
それともう一つ、
宮城県ではカラスがクルミを空から落として割って食べたり、車にクルミをひかせて割って食べたり(それも横断歩道の上に落として車にひかせて割り、信号が青になったら人間と一緒に横断歩道を歩き、割れたクルミを食べる)と驚くべき進化をテレビのニュースで見たが、2001・2・25、日本テレビ系の「特命リサーチ200X」という番組で神社のお賽銭をカラスが盗み、自動販売機にお金を入れてハトの餌を出して食べるカラスが紹介されたと聞きました。
カラスが自動販売機にお金を入れてハトの餌を食べる。どうゆうことだ!!!!
少し前、山梨県の山にトレッキングに出かけるために町の中を車で走っているとき、カラスがツバメの巣に、水泳の時の折り返しのターンのように足を着け、あっ!という間にクチバシで中のヒナを捕まえ飛び去って行くのを目撃した!。あまりにも見事な狩りを目の前で見せつけられ、ツバメの親の気持ちを考えたりして心が痛くなり、しばらく放心状態になったのを今でもハッキリ憶えている。
動物の世界では弱肉強食が当たり前だと頭では解っているはずなのに目の前で確認すると心が痛い。
動物である人間界も弱肉強食であることは間違いないが、生き抜く事の試練や進化を改めて考えさせられる話である。