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ストレージクリア

タカトシ大人になるな男になれ

第二章「TAKATOSHI」

貴年が歩いた、7ケ月間のインドと日本のメールのやりとり。

9月18日(火)19:03 from thailand

*滞在191日目(15度目のメール)

今空港からメールを打っています。
19日のAM3時にバンコクをでます。最後の最後まで失敗したけど、どうにかかえります。
到着したら電話します。とにかく、かえります。

帰ってきたら思いきり、ぶん殴ってやろうと思っていた。

9/19の朝8:30頃、娘から携帯電話に「兄ちゃん今、成田についたって」と連絡あり。撮影を昼過ぎに終わらせ急いで帰る。

息子のために風呂を沸かし、ふとんを敷き、簡単な食事を作り待つが、帰ってこない。遅い!と思っていた時にチャイムの音が鳴り、目を真っ赤にした息子と対面。
「ただいま」、「おかえり、大丈夫か」、「ゴメンなさいメイワクおかけしました」、「ん・・無事やったらええ」、「そやけどお前くさいなー」、「長いこと風呂に入ってないから」、家に上がらずそのま外に出て写真を何枚か撮る。

そして食事。息子はずっと泣きながら、うまいうまいと飯を喰らう。そして風呂に入る。私の顔をまっすぐ見て「すみませんでした」と深々と頭を下げ、眠りにつく。

この間に、心配してくれた数人の友人とおバーチヤン達に無事帰国の連絡をいれる。娘に会ったのは晩御飯の時である。刺身や手作りの料理が所狭しと並ぶ。貴年は照れくさそうにしていたが、モモはいつものように明るくふるまっていました。